aviutilのメリット
aviutilの特徴は, 豊富なプラグインフィルタもさることながら, フレームレート変更やサイズ変更, インターレース解除などの性能が優れていることが挙げられます. インターレース関連については 24fps化とインターレース解除 をどうぞ
手順
- DVD2AVIでプロジェクトファイル(d2v)と音声ファイル (mpa または wav) を保存 (カードによっては音声が最初からwav分離された形で保存できますが, いずれにせよd2vインデックスファイルが必要なので手順は同じ)
- 音声ファイルがmpaで分離された場合は,MPx2WAV32Gで音声ファイルを(wav)に変換
- d2vとwavをaviutilに入力後, CMカットやフィルタ設定, 出力サイズ変更を施す.
- CODECとしてOpenDivXを使う場合はそのままavi出力.
- CODECにMS MPEG4を使う場合は, 出力プラグインm4cを通して映像部分のaviを出力, また音声部分をwavに(mp3圧縮して)出力し, 両者を結合. (手順多いですね)
となります.
この場合, aviutilはVFAPIを通して, MPEG2ファイルを再生した各フレームの画像を直接受け取るので, 一度だけの再圧縮でMPEG4に変換できます. 心配なレスポンスですが, celeron850マシンでも, コマ送りで秒間6コマは送れますのでさほどストレス無く編集できます. MPEG4ファイルの編集のほど重くはありません. とは言え, フレーム間圧縮の無い1次ソースに比べたら激重ですが…
m4cを通さずにavi出力でいきなりMS MPEG4を選ぶこともできますが, 稀にベリノイズと呼ばれるバグの影響を受けたり(数時間に一度くらいですが, 非常に目立つので不快です) , 画質を維持するためにDivXの時の数倍のビットレートが必要だったりします. 詳しくはCODEC選びを参照してください.
多数の補足
- もちろん, mpa → wav変換は似たようなソフトなら何でも良いです.
- aviutilの出力フォーマットでMPEG4を選ぶためには Microsoft からwmtools.exe (Windows Media Tools) を落としてきてインストールしておく必要があります.
- 実は, VFAPIプラグインとして MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In を使うと, aviutilが直接mpeg2ファイルを扱えるようになります. 現在は (DVD2AVI等で) 音声トラックを別に抜き出して合成しなければならないので手順は減りませんが, 動向に注目です.
- メディアプレーヤでmpeg2ファイルが再生できない環境の人は, 上の MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In を使用すればプラグインが自力でMPEG2をデコードしてくれます.
- 他にもavisynthやVirtualDub等のツールを使っても基本的に同等のことができます.