なぜにMPEG4にするのかっ
SmartVisionPro3に限らず, MPEG2カードを買った人なら誰でも困るのが編集と再圧縮です. CMカットなどのための編集は必須ですが, 例えばSmartVisionPro3に付属のUleadなんちゃらは死ぬほど使いにくい. 無駄なグラフィックで全画面を占領し, 操作は意味不明で, 二度と起動したくないと思わされることうけあいです. 機能は豊富でスペックは悪くないのですが… 多分他のボードの付属ソフトも似たり寄ったりです.
また, いくらDVDの世の中とは言っても, 30分で1.5G以上というファイルサイズは我慢の限界を超えています. ビデオ代わりとして使うなら, MPEG4による再圧縮が前提となります. (サイズあたりの画質ではWMVも良いらしいですが, 現状では利用できるフリーソフトが少なく一般的とは言えません)
変換ツール選び
さて, MPEG4に変換するためのソフトといっても, どれも実際の変換はwindowsに登録されているCODECを呼び出して行いますので, 違いは変換前のフィルタ処理や, CODECから受け取った変換結果をファイルに書き出す部分の使い勝手 ということになります.
- FlaskMPEG 様々な変換処理を全て単一のツール内で行うことができる. version 0.6からだいぶ使いやすくなったが, 細かい編集やフィルタは苦手.
- DVD2AVI avi出力昨日はオマケちっくだが, mpeg2ファイルの扱いには長けており, 他のツールのための前処理にべんり.
- aviutil 超強力なフィルタとプラグインで, avi出力には最適. インターレース解除が必要な場合や高画質を求める場合は一度はaviutilを通したい.
などがあり, 後者2つはセットで使うとべんりです. 傾向として, 一応撮ってみたTV番組など, そんなに凝る必要の無いものはFlaskMPEGでサクっと手軽に変換. 魂のアニメなど, 永久保存したいものはDVD2AVI+aviutilで手間をかけて, という使い分けになります.
実際の変換はCODECが行うわけで, 上に挙げたソフトは フロントエンド+フィルタ に過ぎません. 初期状態のwindowsにはMPEG4 CODECは入っていませんので, 使用に先立ってCODECを選んでインストールしておく必要があります.
SmartVisionの場合は一回のキャプチャでファイルが数十個できますが, 本体は ***.m2p というファイルだけであとは不要です. で, 普通にMPEG2ボードのドライバを入れてあれば, 多くの場合はこの m2pファイルがメディアプレーヤで再生できるはずです. もし無理なら, DVD再生ソフト(powerDVD等)を入れればたぶん再生できるようになります. その状態になっていれば, 後は便利なツールを使うだけです.