02.16 (2006年)
いちおう、古いNSRから奪った部品で必要なものが揃ったので組みつけてみて、 動くといいなぁ。
ただし、せっかく両シリンダーを外したので腰下(クランクケース)のチェックということで、 NSRに多いと言われているクランクのセンターシール抜けチェックをします。 センターシールの気密が失われてくると、リアバンクの燃料がフロント側に漏れて、 リアだけ焼きつきやすくなるそうです。
あと、ピストンがぼろぼろになったので、 その破片が下に降っているかもしれませんから軽く洗浄しませんと。
まず、洗浄とチェック用にガソリンとオイルを1:1混合したものを用意。
リアのシリンダー跡からクランクにじゃぼじゃぼ注ぎます。
待ち時間中にキャブレターを一応開けて洗浄。ちょぉ綺麗でした。
あまりに綺麗なのでジェットの穴はてきとうチェックだけど、
メインジェットは確実に開いてました。
フロント側に、さっきリアに注いだ混合ガソリンが漏れてきてないかチェック。
おし。だいじょーぶ☆
晴れてシリンダーを付ける前に、剥げ残りのガスケットを取っておかないと。
元々ついてたシリンダーなら良いけど、
そうじゃないのを付けるのでクランクケース側が盛り上がってては困るのですよ。
あとは組み立てですね。
まず、狭くて面倒なリアバンクには問題の起きなさそうなパーツを与えようってことで、
自分自身のフロントバンクから外したシリンダー、ピストンを装着。
ピストンピンのクリップ装着とシリンダー装着のときのピストンリング通過に
注意が必要ですが、まあ外せたなら問題はなく付きます。
古いNSRから奪ってきたシリンダーですが、
排気ポートのRCバルブがカーボンで固着しています。
バルブを外すには、中心の軸にステーを通して、
ステーの下をナットやワッシャーでどんどん浮かしながら中心軸の逆ネジナットを締めて軸を引き出します。
外れましたの
軸を抜くとRCバルブがころりんと外れるので、お掃除あるのみ。すごいカーボンです。
お掃除の済んだフロントシリンダーを装着☆
前後のシリンダー、ヘッドを装着して、キャブも載せます。
とりあえずガソリンタンクとラジエターは省略して、
キャブの燃料ホースに直接混合ガソリン(25:1で作りました)を注いで、わくわくしながらキック
が、動きません。というかリアシリンダーのガスケットから、 ぶぷしゅーっ、ぶぷしゅーって燃料が噴出してきますよぅ。
外してみたら、手前側の掃気ポートの縁のガスケットが無くなってました。
ヘッドじゃないからいいだろう、と思ってたんですが、一次圧縮というものがあるんですよね。はぃ。
とりあえず、液体ガスケットをべっちょり塗ってごまかす(汗)
が、かかりません。泣けてくる。粘っているうちに液ガスも抜けてきてぶぷしゅーっとか 言い出したので、とりあえずガスケットを貼りなおすことにして一次撤収。
02.18 (2006年)
ガスケット貼りなおし、というか古いのを必死で削ります。
リムーバーなど持っていないので、カッターでがりがりがりがり
綺麗にはがれたー♪
新しいガスケットで再挑戦。しかしかからない、まったくかからない。
どう考えても火花が飛んでないみたいなので、イグニッションコイルの抵抗を測ると、
1本は切れているっぽいです。
とりあえずこれも古いNSRから奪ってきて交換。また一つMC21が動かなくなった…
まだかからない。というか火花が飛んでいないようにしか見えないのですが、
キック後にフロントシリンダーを開けると煙がふわーっと出てくるのが謎。
爆発してるのかしてないのか…
けっきょく暗くなったので断念して撤収。 どうしよう、途方にくれるけど、とりあえずマニュアルを読んでおいて、 次回は電装系のチェック作業をしますかぁ
と、マニュアルを読んでいたら 「スパークが飛ばない場合のチェック。 (1)カードキーを挿す (2)キルスイッチをRUNに (3)ギアをニュートラルに入れ、キックして…」
っは、ニュートラル!? そういえば、以前HRCカード化するときにニュートラル信号を 引き出してアースできるようにしてあった気が。 そして今日その線を面倒でどこにも繋がなかった気がorz
つまり、現状でPGMはギアがニュートラル以外、サイドスタンドは下りていると 認識してたわけで、確かこの状態、セーフティが働いて火花飛ばないんですよね…
すみません、わたしがばかでした。 次はニュートラルをアースするか、 サイドスタンドを上げてキックしてみます。
02.19 (2006年)
ニュートラルをアースしたら、いっぱつでかかりました(笑)
でもまだ作業は多くて、水周りの復旧と漏れチェック、オイルポンプのエア抜き、 フロントバンクのガスケット貼り直しなどがあります。 明日は雨なので、乗れるのは明後日以降ですね。