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NSR(MC28)の焼きつきエンジン復活日記(5)

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02.21 (2006年)

前回の最後で始動までは行ってるので、あとは調子を見ながら後始末です。 でもけっこうここが重要。失敗するとまた焼きつくですしね。

まずはRCバルブケーブルの取り付け(前回のキック時は手で全閉にしてた) あぁぁ、フロントバンク側のステー固定ビスを一本なめちゃった。 というかあまりにも軽く回しただけですかっと逝っちゃったので、 元々ねじ山死んでたような感じ。まぁ、ステーの固定ビスは回り止めにさえなっていれば 問題は無いので気にしない。

さてここからが本番、オイルポンプのエア抜きです。 このポンプは一度エアを噛むと、回してても抜けないで焼きつきの原因になるそうなので 手順を守ってちゃんとやらないといけません。まずは固定ねじ2本を外す。 ねじロックがかかってるので非常に硬いです。

外れたら、まずオイルタンクから来てるホースを一瞬外して溢れてくるのを確認。 次に逆さにしてこの斜めギアのシャフトを外して、そこからオイルが溢れてくるまで待ちます。 粘性が高いのでけっこう時間がかかります。

2箇所のOリングをちゃんと元通りにして本体に付け直す。 直接リアクランクを潤滑するための第三の抜け道があるので、 本体への取り付けが適当だとオイルが漏れます。 だから最初はネジロック剤が使われてるのよね。 本体に着けたら写真のドレンボルトを一瞬緩めて溢れさせる。

後はマニュアルによれば、混合ガスでアイドリングを10分ほどさせる間、 オイルポンプを全開位置に保っておいてキャブへのホース2本にオイルをしっかり通して終了。

順序が変になったけど、RCバルブの全開位置調整。 スロットルセンサカプラ(キャブ付近の3連コネクタ2種類のうち、緑じゃなくて白いほう) を引っこ抜いてカードをONにし、サーボが自発的にHiまで移動したら、 そのままの状態でケーブルを調整して、プーリーの下端にある突起の先端が ステーの線に合うようにします。この写真はLo位置のときに取ったので右にずれてますね。

水配管、ラジエターを取り付けて水を入れ、エンジン始動。 ごぼごぼ水が吸われていくので随時ラジエターキャップから水を追加します。 吸わなくなったらリザーバタンクに緑の水を入れて、ひとまずふっかつ☆ わーいわーい。

軽く一回り走ってきてから、フロントのプラグちぇっく。 かなり抑え目で走って、 最後に少し1万弱まで回しただけなのにしっかりきつね色です。 最大まで回すとちょっと薄めなのかなぁ? 怖ぃ。

車体を止めてふかしたりアイドルで放置したりして、 オイルや水漏れをチェック。 どうやらサーモスタットの3又配管のどこかからぼたぼた水漏れです。 ま、少しぐらいいいか(よくない)

2月の4日からはじめて半月。やっと走れるようになりました。 腰上といったら、経験者なら1日で済む内容だと思いますが、 まったく整備経験すらないど素人でも サービスマニュアルさえ持っていればなんとかできちゃう、てことですね。

いちおう復帰はしましたが、キャブセッティング、チャンバーのノーマル化、 サーモスタットの水漏れ、オイルポンプのシールチェック等、 まだけっこう怪しいところはあります。

あと、ヤフオクで新しく購入さえできれば、 フロントのピストンとシリンダーは 古いMC21の方に戻してあげたいものです。 パーツ取り車とはいえ、動くものなら動く状態にしておきたいし。 (ナンバーは返納しちゃいますけど)