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フォルさま大破。
連休最終日、おうちサーバであるところのフォルさまの調子がとっても悪いため、大破してHDD内のデータが失われないうちにバックアップを取っておこう…… という作業の最中の事でした。
べるやんについている大型テンポラリHDDに大量のデータをネットワーク経由でコピー中、突如カーネルパニック。
「やば」
と心のなかでつぶやきつつ、リセット。OSを再起動し、ディスクチェックをかけて再びファイルコピーを開始。
カーネルパニック。
「やばっ」
と呟きつつ、電源再投入。……BIOSよりの反応無し。サーバが起動しません。
あぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ。心の中で叫びつつ、まずは原因の究明を行う事にしました。
ケースを開けて、各部品の温度を確認。データの詰まってるHDDの温度が微妙にあついです。スマートドライブに入っているためと言うこともあるのでしょうか? スマートドライブを分解して中のディスクを取り出し、風当たりの良い場所で冷却します。うーん。他に悪いところはあるのかなぁ?
とりあえず、冷えたところで全て付け直して電源投入。聞こえてきたのは恐怖としか言いようのない音でした。
「からからから…… かこん。からからから…… かこん」
ブートデバイスとなっているHDDから恐ろしい音が聞こえます。HDDが回転し始め、回転しきらずにヘッドがかこんかこんと鳴っている音です。
はわわわわー。HDD逝ってしまいましたかぁぁぁぁっ??
そんなことになったら、泣きます。泣きわめきます。人生を悲観します。
そーっとHDDを取り出し、1m位の高さから床に敷いたクッションの上に落とします。X3回。ショックで回復してくれる事を祈りつつ。
……にぁぁぁ。やっぱりこんな方法じゃだめだよぅっ。
他のデバイスの状況を確認するため、全てのIDEデバイスをはずして起動。これでもBIOSまでは行くはずです。ってあれ? 起動しやがりません。CPUも逝ってしまいましたか?
CPUを一つはずし、シングルCPU状態で起動を確認します。電源を入れると、無事に起動。またもや(べるやんに続いて)デュアルCPUにした事による問題でしょうか……
最後の望みを託す意味で、IDEデバイスを全て元に戻して電源を入れてみることにしました。これで起動してくれれば、データも救えるしかなり助かることになります。
おぉぉ。なぜか壊れていたHDDが回ります。そのままOSブート。途中で、Rootファイルシステムマウント失敗。
あー。Rootファイルシステムが壊れてるー……
切なさに涙が出ます。
ここまで来るとわたしが試せることは一つくらいしか残ってません。OSを上書き再インストールする事で、残っているファイルシステム(/home以下)を救う方法です。
最近VineLinux2.5が出たのでそれを新しいOSとして選択。かりかりとインストールを開始します。/と/usrはフォーマットして入れ直し、それ以外はフォーマットせずにマウントする設定にします。
……
…………
ほぼ1時間後、なんとか/home以下のデータを救うことは出来ました。
ふぅ。各種サーバの設定とかはまだまだですが、100G近いデータが失われなかっただけで幸運だったという事になるでしょう。
はぅ。明日から会社で、しかも朝礼だというのに4時半まで作業するってのはどーでしょうか。6時半に起きられるかなぁ……